G7広島サミットの担当シェフに仏政府が勲章

G7広島サミットで首脳らの配偶者にふるまわれた料理を担当したシェフが、フランスの食文化の普及に功績があった人に贈られる勲章を受章しました。

広島市中区にあるフランス料理店のシェフの勇崎元浩さんは、ことし5月のG7広島サミットで首脳らの配偶者にふるまわれた料理を担当しました。
勇崎シェフは、フランスの農業や食文化の普及に特に功績があったとして、フランス政府からの勲章を受章することになり21日、広島市中区のホテルで県内のシェフや生産者も出席して叙勲式が行われました。
この中で、勇崎シェフは「生産者やシェフの仲間の力でいただきました。フランス料理は1人ではできずチームプレーです」と喜びを語りました。
また、広島県の湯崎知事は「たぐいまれな才能と情熱を広島で発揮してくれている。広島の食文化の発展に尽くしていただきたいと大いに期待している」と述べました。
勇崎シェフは若い世代の育成や生産者との連携などの取り組みも評価されたということで、広島県出身者では初めての受章だということです。
勇崎シェフは「G7広島サミットのときは何回も試作をして大変だったが諦めない気持ちで妥協しませんでした。ますます精進してがんばりたいです」と話していました。