宮島訪問税 年払い9月開始

県内有数の観光地、宮島を訪れる人から1回の訪問あたり1人100円を徴収する訪問税が10月にスタートするのを前に、1年分を一括で納付する手続きが9月1日に始まります。

廿日市市は、宮島の持続可能な観光地域づくりに役立てようと、島を訪れる人を対象にした「宮島訪問税」の徴収を10月1日から始めます。
1回の訪問につき1人100円を、フェリーなどの運賃に上乗せする形で徴収します。
また、宮島をよく訪れる人は、1年分として500円を納付する年払いの制度もあります。
この年払いの手続きは9月1日から始まり、廿日市市役所や宮島支所、大野支所で手続きすればその日に証明書が発行されるほか、LINEでも手続きが可能だということです。
市はこの訪問税によって今年度、1億400万円の税収を見込んでいて、トイレや休憩スペースの維持管理や、電柱の地中化といった町並みの整備などにあてる計画です。
廿日市市宮島企画調整課は、「宮島の自然や歴史的文化財などを後世に引き継ぐために、税収を活用し、持続可能な観光地域づくりにつなげたい」としています。