世羅町でサギソウ見ごろ 白くかれんな花咲く

世羅町で、サギソウが白くかれんな花を咲かせ、訪れた人たちを楽しませています。

サギソウは日当たりのよい湿地に咲くラン科の多年草で、シラサギが羽を広げて飛んでいる姿に似ていることからその名がついたとされ、3センチほどの白くかれんな花を咲かせます。
世羅町にある「せら夢公園」の自然観察園では湿地におよそ2000株のサギソウが群生していて7月中旬から咲き始めた花が、見ごろを迎えています。
草の中から小さなサギソウの花が顔をのぞかせ、その間を、赤いハッチョウトンボが飛び回る姿が見られ、訪れた人たちはかれんな姿を写真に収めて楽しんでいました。
世羅町では新しい道路の建設などでサギソウが群生する湿地が減少し、公園では15年ほど前に町内の湿地から園内にサギソウを移植して保護活動を続けているということです。
「せら夢公園」で活動している地域おこし協力隊の山岸瑞樹さんは「雨上がりには水滴が花についたりして天気によっていろんな花の表情が見られると思います」と話していました。
「せら夢公園」のサギソウは8月20日ごろまで楽しめるということです。