府中市 観測史上最高の38.7度 各地で危険な暑さ

28日の広島県内は高気圧に覆われて気温が上がり、府中市では観測史上最も高い38.7度に達するなど、各地で体温を超えるような危険な暑さとなりました。29日以降も猛烈な暑さが続く見込みで、引き続き熱中症に厳重に警戒してください。

気象台によりますと、28日の広島県内は高気圧に覆われ、強い日ざしが照りつけて各地で気温があがりました。
日中の最高気温は府中市で38.7度と、1979年に観測を始めてから最も高くなったほか、安芸太田町加計で37.7度、三次市で37.1度と体温を超えるような危険な暑さとなりました。
また、広島市でも35.5度と2日続けての猛暑日になりました。
29日も猛烈な暑さが続き、日中の最高気温は広島市と福山市、庄原市で35度と予想されていて、気象台などは29日も熱中症の危険性が極めて高くなるとして、「熱中症警戒アラート」を発表しています。
県内ではその後も暑さが続き、来月4日ごろにかけて35度以上の猛暑日となるところがある見込みです。
日中は不要不急の外出を避け、屋内でもエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇かなくてもこまめに水分を補給するなど、引き続き熱中症には厳重に警戒してください。
一方、県内は大気の状態が非常に不安定になていて、気象台は今夜遅くにかけて落雷や竜巻などの突風、急な強い雨に注意するよう呼びかけています。