被爆樹木 せんてい材使ったアクセサリーに込めた思い

被爆樹木のせんてい作業で廃棄される予定だった枝を使って作られたアクセサリーなどの販売が6月から始まり、製作した女性が作品に込めた思いを紹介しました。

この製品は、爆心地からおよそ1.8キロにある今の広島市西区三篠町で被爆したクスノキのせんてい作業で廃棄される予定だった枝を使って広島市のアクセサリー作家の女性が製作しました。
作ったのはネクタイピンとブローチ、それにボールペンなどで、1つ1つ色合いや木目が異なります。
製作した東利恵さんは「自分にできるものづくりを通して平和を発信したいと製作しました。さまざまな人に手に取ってもらい、平和を感じてほしいです」と話していました。
これらの製品は6月から、広島市中区にある平和公園のレストハウスと県立美術館で販売されていて、売り上げの一部は被爆樹木の保全のために寄付するということです。