夏休みの小学生がお金を学ぶ教室

夏休みの子どもたちが座学やゲームを通じてお金について学ぶ教室が、広島市の日銀広島支店で開かれました。

この教室はお金の大切さや計画的な使い方などを楽しく学んでもらおうと、日銀広島支店や県内の金融機関などで作る「広島県金融広報委員会」が開いたもので、25日午前の教室には小学3年生と4年生およそ20人が参加しました。
子どもたちはまず、お金の種類などのクイズに答えたあと、実際に千円札を触りながら、小さい文字が印刷されていることなど偽造を防ぐ技術について学んでいました。
さらに、450円の予算の中でキャベツや天かすなどお好み焼きの具材の組み合わせを考えて買い物するゲームに取り組み、お金の使い方について学んでいました。
また、会場に設けられた体験コーナーでは、お札に使われるのと同じ紙が1億円分束ねられ、子どもたちは紙の束を持ち上げながら、1万円札で用意するとおよそ10キロになる1億円の重さを実感していました。
参加した児童は、「お金はあまり使ったことがないので、これから計画的に使っていきたいです」と話していました。
日本銀行広島支店の伊藤雄大営業課長は「今日学んだことをお家の人との買い物などに生かしてもらいたいです」と話していました。