廿日市に大型観光施設を建設 6年後開業へ構想発表

廿日市市内に造成されている土地にホテルや温泉、飲食店などを併設した大型の観光施設を建設し、6年後の2029年にも開業する計画が進んでいることが発表されました。

廿日市市の平良地区では、地権者らでつくる組合が観光施設や工場を誘致しようと造成工事を進めていて、この場所に建設する施設の構想を、22日、記者会見で発表しました。
構想では、造成している場所の一部に2000台が駐車できるスペースを設けた大型の観光施設を作るとしています。
施設には、▽ホテルや▽物販施設に加えて、▽宮島を眺めながら入浴できる温泉施設や▽広島県の特産品を使ったレストランなどを併設するということで、6年後の2029年の開業を目指すとしています。
構想は変更となる可能性もあるということですが、廿日市市は、開業した場合の市を訪れる年間の観光客は▽4年前の2019年の790万人から▽およそ1.5倍の1200万人に増えると試算しています。
事業を進める企業の立花哲也社長は、「廿日市をテーマに地方創生のモデルになるような施設をつくりたい」と話していました。