広島市立中央図書館の基本設計案 市議会総務委に提示

JR広島駅前の商業施設の中に移転する広島市立中央図書館について、広島市は市民の意見なども取り入れた基本設計案をまとめ、24日開かれた市議会の総務委員会に示しました。

広島市中区の中央図書館について、広島市は広島駅前の商業施設「エールエールA館」の中の8階から10階を中心に移転する計画です。
広島市は新たな中央図書館について基本設計案をまとめ、24日開かれた市議会の総務委員会に示しました。
議員からは、▼収用できる本の数や▼本の重さに建物が耐えるための補強工事は必要なのかといった質問が出されました。
これに対して市の担当者は、▼今の中央図書館には87万冊の書籍があり、新しい場所では135万冊の収容が可能であることや、▼建物の補強工事は必要ないものの、今後、必要が生じたら補強していくなどと答えていました。
設計案では、3つのフロアごとに一般書や広島にゆかりのある作家の文学資料などを配置しているほか、▼自習室や学習室、▼それに親子が利用しやすく子どもがくつろげる場所の設置など、市民からの意見も反映されています。
新しい中央図書館は今後、工事や本の移転など準備が進められ、令和8年度に開館する計画です。