広島市中央図書館の基本設計案まとまる

JR広島駅前の商業施設の中へ移転する広島市立中央図書館について、広島市が3つのフロアごとに一般書や自習室などを配置した基本設計案をまとめたことが分かりました。

広島市中区の中央図書館について、広島市は広島駅前の商業施設「エールエールA館」の中の8階から10階に移転し、令和8年度に開館する計画です。
このたび、市が市民などから意見を聞いたうえで基本設計案をまとめたことが分かりました。
それによりますと、10階は「図書と映像のエリア」として一般書を多方面に配置し映像関係の資料も置かれます。
また、9階は「『広島を知る』エリア」として広島の歴史や文化などに関する資料や広島ゆかりの作家の本などを展示するほか、8階は「こどもと青少年のエリア」として絵本や児童書の閲覧場所や、交流スペースを設けることになっています。
また、案には自習室や学習室、それに親子が利用しやすく子どもがくつろげる場所の設置など、ことし3月に行われた説明会に参加した市民からの意見も反映されています。
基本設計案は今後、市議会の総務委員会に示される予定となっています。