介護職の魅力発信へ 大学生らがパンフと動画を制作

東広島市で、介護や福祉を学ぶ大学生と高校生が、介護事業所と一緒に若い世代に介護職の魅力を発信するパンフレットと動画を制作することになり、8日、初めてのワークショップが開かれました。

この取り組みは、若者の立場から介護職の魅力を発信してもらうことで、若い世代に興味を持ってもらい、職業を選ぶ際の参考にしてもらいたいと、市の介護保険課が企画したものです。
8日、初めてのワークショップが行われ、市内で介護や福祉を学ぶ黒瀬高校の生徒と広島国際大学の学生、それに市内の高齢者介護施設で働く職員など、およそ20人が参加しました。
まず、施設の職員がそれぞれの施設の事業内容や特色を説明した後、生徒や学生らが、季節ごとのレクリエーションはどんなことをしているのかや、給料はどれくらいかなど、質問していきました。
今後、ワークショップや施設の見学などを重ねて、パンフレットや動画の内容を決めていき、今年度中に完成させる予定だということです。
完成したパンフレットは、市内のすべての中学校に配布され、動画は市の公式の動画投稿サイトで公開される予定です。
参加した大学2年生は、「介護についていいイメージを持っている若い人が少ないと思うので、介護の仕事はやりがいがある素敵な仕事なんだと感じてもらえるパンフレットにしたいです」と話していました。