平和公園とパールハーバー国立記念公園が「姉妹公園」へ

広島市の平和公園とアメリカのパールハーバー国立記念公園が「姉妹公園」の協定を結び、若い世代に平和の尊さを伝える企画などで連携することになりました。

発表によりますと、広島市の「平和公園」とアメリカ・ハワイ州にある「パールハーバー国立記念公園」は、今月29日に姉妹公園の協定を結ぶことになりました。
ことし4月、アメリカ側から広島市に対し、G7広島サミットをきっかけに協定を結びたいという打診があり、広島市は先月のG7サミットで出された核軍縮に関する声明「広島ビジョン」の実現に向けた機運の醸成につながるとして、受け入れることを決めました。
協定は、署名から5年間有効で、具体的には、若い世代に平和の尊さを伝える企画、それに公園の保全や来場者を増やすノウハウの共有などで連携する方針です。
アメリカ側は、パールハーバー国立記念公園を「太平洋戦争の当事者間の相互理解と平和の推進を目的とし、平和公園と目指すところは共通している」という見解を示しているということです。
一方、広島市は姉妹公園の協定について、「戦争の始まりと終えんの地に関係する公園の提携は、過去の悲しみを耐えて憎しみを乗り越え、未来志向で平和と和解のかけ橋の役割を果たしていくことになる」としています。
協定の調印式は、今月29日、都内にあるアメリカ大使館で行われる予定です。

【米との「姉妹公園」は2例目】
広島市によりますと今回、締結することになった「姉妹公園」の協定はアメリカの国立公園局が、他国の公園との共通の課題を解決するために作られた制度だということです。
日本では、2016年に岐阜県の関ケ原古戦場とアメリカ南北戦争の激戦地、ゲティスバーグ古戦場を管理する国立軍事公園が協定を結んでいて、日本では2例目になるということです。