県産農林水産物を発信へ 新食品開発プロジェクトのお披露目会

広島県産の農林水産物を広く発信しようと、企業や飲食店が新たな食品を開発するプロジェクトのお披露目会が県庁で行われました。

このプロジェクトは、新たな食品や飲料品の開発を通して県産の農林水産物を国内外に広く発信しようというもので、採択された企業などに対し、県が費用を支援したり、開発のための事業者同士のマッチングをサポートしたりしています。
13日、県庁ではことし2月の募集で採択された19の事業者による製品のお披露目会が行われました。
このうち、広島市の食品メーカーが開発した広島菜と瀬戸内海産のちりめんを使った佃煮は、味付けを通常より濃くするなどの工夫をしてパスタなどの洋食にも合うように仕上げたということで、G7広島サミットの国際メディアセンターでも提供されました。
また、広島市の別の食品メーカーは、食害の原因にもなっているエイやチヌを、高温でプレスして臭みを飛ばし、せんべいとして焼き上げた商品を紹介していました。
出席した玉井優子副知事は、「G7サミットで県産の食料品が世界から注目を集めたと思うので、今回のプロジェクトを通してさらなる食材の魅力と、廃棄品の活用といったSDGsに繋がる取り組みを発信していきたい」と話していました。