平和と未来へ願い込め 新サッカースタジアムの名称が決まる 

広島市中区の中央公園に建設中の新しいサッカースタジアムの名称が「EDION PEACE WING HIROSHIMA」に決まりました。

これは12日に開かれた、新しいサッカースタジアムの命名権の契約締結式で、命名権を取得した家電量販店の「エディオン」が明らかにしました。
被爆地広島からの恒久平和への願いを込めて「PEACE」を、またスタジアムの屋根の設計で基本理念とした「翼」から明るい未来へ羽ばたこうという思いを込めて「WING」を盛り込んだということです。
新しいサッカースタジアムは、広島市中区の中央公園に建設中で、ことし12月に完成し、来年2月に開業する予定です。
名称が決まったことについて広島市の松井市長は「恒久平和を願う広島の心を発信するのにふさわしい名前だ。新しいシンボルとして中央公園が年間通してにぎわう場所になることを目指す」と述べました。
また、エディオンの久保允誉社長は「平和を発信できるスタジアムとしてイベントを通じてより広く伝えていきたい」と述べました。
市によりますと、命名権料は1年あたり1億円で、名称の使用期間は来年2月1日から2034年1月31日までの10年間ということです。