中経連会長 中電会長が続投

中国経済連合会の会長に中国電力の清水希茂会長が続投することが決まり、「地域の発展とこれまでの恩返しのため貢献したい」と述べました。

中国地方に本社がある企業などで作る中国経済連合会は、7日、広島市中区のホテルで定時総会を開き、総会の後の理事会で中国電力の清水希茂会長が連合会の会長を続投することを決めました。
清水会長は、中国電力が事業者向けの電力の販売をめぐりカルテルを結んでいたとして、公正取引委員会から707億円余りの課徴金の納付などを命じられたことを受けて、経営の責任を取るため、今月28日に開かれる株主総会で中国電力の会長を退任する予定です。
中国経済連合会の会長は1966年の発足以来中国電力の会長が務めていて、会長を退く人が就任したのは初めてです。
会見で清水会長は「理事会から続投の要請があり、私自身としてもこれまでの恩返しのため中国地域の発展のために貢献をしたいという思いがあり、続投することになりました。地域が持続的な発展を遂げていくため、カーボンニュートラルや国際的な産業競争力の強化など課題の解決に向けて着実に取り組みを進めていかなければいけないと感じています」と述べました。