イクボス増やせ! 東広島で共同宣言

部下の仕事と私生活の両立を応援する上司、「イクボス」を増やそうと、東広島市の行政や企業などの代表者が「イクボス共同宣言」を行いました。

この催しは東広島芸術文化ホールで開かれ、会場には東広島市役所の管理職や地元企業の経営者、それに大学の学長など180人が集まりました。
はじめに、父親の育児参加を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン」の安藤哲也代表理事が講演を行い、「イクボス」になるためには自らが残業の少ない働き方を実践することや、男性でも育児休暇を申請しやすい職場環境を作ることが大切だと呼びかけました。
このあと「イクボス共同宣言式」が行われ、東広島市の前延国治副市長が、「私は多様な働き方を推進し、働きやすく働き甲斐のある組織を育てるボスになります」と宣言文を読み上げ、壇上に上がった参加者の代表27人が宣言書を掲げました。
共同宣言に参加した広島国際大学の焼廣益秀学長は、「大学では学生に対応するため、教職員の勤務時間が長くなりがちです。学生だけでなく、教職員も学校に行くのが楽しいと思える職場にしていきたい」と話していました。