マイクロン退職者向けの説明会

世界的に従業員の削減を進めているアメリカの半導体大手「マイクロンテクノロジー」の工場がある東広島市で、会社を退職した人を対象に失業給付など支援に向けた説明会が開かれました。

この説明会はハローワーク広島西条が開き、東広島市にある「マイクロンテクノロジー」の工場で働いていた人を対象に、再就職の支援や失業給付を受け取るための説明などが行われました。
31日の説明会には1日で110人あまりが参加し、ハローワークの担当者から給付についての説明を聞いたり必要な書類を提出したりして手続きを進めていました。
「マイクロンテクノロジー」の東広島市にある工場ではDRAMと呼ばれる記録用の半導体など、先端的な半導体の量産が行われていて去年11月の時点でおよそ3700人が働いています。
会社では、半導体市場の悪化から世界で15%の人員を削減する計画を発表していて、東広島市にある工場でも削減規模は明らかにしていないものの、人員を削減しているということです。
ハローワーク広島西条の細木誠所長は「ハローワークがこうした会場を用意して説明会を行うのは数年ぶりなので影響の大きさを感じています。1人ひとりの要望を聞いて寄り添った支援を心がけたい」と話していました。