安芸高田市長に選挙ポスター製作費の支払い命じる 広島地裁

3年前に行われた安芸高田市の市長選挙で、当選した石丸伸二市長からポスターやビラの製作を請け負った業者が、報酬の一部しか支払われていないと訴えた裁判で、広島地方裁判所は市長に対し、残りの報酬にあたる72万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。

3年前行われた安芸高田市長選挙で、広島市中区で印刷業などを営む男性は、石丸市長からポスターやビラの製作を請け負ったにも関わらず、報酬の一部にあたる34万円余りしか支払われていないとして、残る報酬の支払いを求めていました。
30日の判決で広島地方裁判所の財賀理行裁判官は「市長側は、公費での負担となる上限にあたる34万円余りを報酬額とする合意があったと主張するが、営利企業が赤字になることをいとわずに請け負う理由は乏しい。双方の間で報酬額に関する明確な合意はなかったものの、業務内容に見合う額という共通認識があったと認めるのが相当だ」と指摘しました。
その上で、業者側が提示した見積書の額をもとに、残りの報酬として差額にあたる72万円余りを支払うよう、市長に命じる判決を言い渡しました。
判決について石丸市長は「弁護士に任せていて判決内容をまだ確認していない。今後、弁護士と相談して対応したい」とコメントしています。