岸田翔太郎秘書官 6月1日付けで交代 事実上の更迭

岸田総理大臣は、長男の翔太郎秘書官について、去年、総理大臣公邸の公的なスペースで親戚と写真撮影するなど、不適切な行動をとった責任を取らせたいとして、来月1日付けで交代させることを明らかにしました。事実上の更迭となります。

翔太郎秘書官をめぐっては、去年の年末に総理大臣公邸で親戚と忘年会を開き、写真撮影をしていたことなどが先週、週刊誌で報じられ、岸田総理大臣が厳重に注意していましたが、野党側からは更迭を求める声が出るなど、批判が相次いでいました。
岸田総理大臣は29日夜、総理大臣官邸で記者団に対し、来月1日付けで、翔太郎秘書官を交代させることを明らかにしました。
事実上の更迭となります。
交代の理由について岸田総理大臣は、「総理大臣公邸の公的なスペースにおける昨年の行動が、公的立場にある政務秘書官として不適切で、けじめをつけるため、交代させることとした。G7広島サミット後の地元との調整業務がひと段落したことからこのタイミングにした」と述べました。
その上で「当然、任命責任は私自身にあり、重く受け止めている」と述べました。
翔太郎秘書官の後任には、去年10月まで務めていた岸田事務所の山本高義氏が起用されます。