G7で料理を担当 シェフが野菜と米の生産者を訪問

G7広島サミットで首脳らの配偶者にふるまわれた料理を担当したシェフが、メニューに使用した野菜と米が作られた府中市を訪れて生産者と交流しました。

府中市を訪ねたのは、広島市中区にあるフランス料理店のシェフの勇崎元浩さんです。
勇崎シェフは、5月19日に開かれた首脳らの配偶者の夕食会で料理を担当し、府中市で作られたアスパラと米を前菜や魚料理の中で使用しました。
勇崎シェフは24日、生産者のもとを訪れ、このうち、アスパラの生産者に味が良かったことを伝えると、生産者は「うれしいです。もっとおいしいアスパラを作りたいです」と応じていました。
このあと、勇崎シェフは米の生産者のもとも訪れ、田んぼの標高が比較的高く、寒暖の差が大きいことで甘みがあるおいしい米が育つという特徴について説明を受けました。
サミットの中で米が使われたことについて、生産者は「光栄なことで、もっと工夫しておいしい米を作りブランドの価値を高めたい」と話していました。
勇崎さんは「農家さんが誠意を込めて農産物を作っているので、自分も新たなメニューを考えるなど魅力を引き出せるようにしていきたい」と話していました。