サミット記念品 福山市のデニムバッグなど採用

来週開幕するG7広島サミットで各国の代表団などに配られる記念品が発表され、デニム生地の生産量日本一を誇る広島県福山市のメーカーが製作したバッグが採用されました。

G7サミットでは慣例として、現地を訪れる各国の代表団や報道関係者にバッグなどの記念品が配られます。
12日、G7広島サミットの記念品が発表され、デニム生地の生産量日本一を誇る広島県福山市内の7社が共同で製作したバッグが採用されました。
関係者によりますと、このバッグは市内の生地メーカーが製作した黒い色のデニム、和紙を糸にして織り込んだデニム、それに「刺し子」と言われる日本の伝統的な縫い方を取り入れたデニムの3種類を組み合わせたデザインで、縫製などの工程も市内のメーカーが行ったということです。
記念品はバッグのほか、広島市の平和公園に送られてくる折り鶴の再生紙から作られたメモ帳や、広島県の間伐材を使ったタンブラーなどもあります。
バッグ作りに携わった生地メーカー、「篠原テキスタイル」の篠原由起社長は「海外から来た人たちにバッグを自国に持って帰って使ってもらい、日本のデニムの生地がこんなに面白いということを知ってもらいたい。福山のデニムを世界中に広めるいいきっかけになればと思う」と話していました。