東広島市 情報共有で搬送時間短縮の新システム

東広島市は、救急患者の搬送にかかる時間の短縮を目指して、タブレット端末などを使って患者の情報を救急車と周辺の医療機関が直ちに共有する新たなシステムを、4月から導入しました。

東広島市が導入したのは、事故や急病による救急患者の名前や心拍数などの情報を救急隊員がタブレット端末で入力すると、周辺の11の医療機関と直ちに共有できるシステムです。
各医療機関から患者の受け入れが可能かどうかが救急隊員に返信され、受け入れ可能な医療機関を探す電話などによる時間のロスをなくす効果が期待されます。
さらに、救急隊員の出動報告書の作成や医師のサインも端末上でできるようになり、搬送にかかる時間をこれまでより30分以上、短縮する効果が見込まれるということです。
東広島市によりますと、こうしたシステムを導入するのは、中国・四国地方の自治体では初めてだということで、ほかの自治体などからの注目を集めそうです。