“恩恵は必ず宮島に” 首脳ら訪問想定の宮島めぐり 廿日市市

来月開催されるG7広島サミットの期間中に、各国の首脳らが宮島を訪問することが想定され、島への出入りの制限で宿泊施設や土産物店などにも影響が見込まれることについて、廿日市市の松本市長は「長い目で見ると恩恵は必ず宮島に返ってくる」と述べて理解を求めました。

来月開催されるG7広島サミットでは、各国の首脳らが廿日市市の宮島を訪れることが想定されていて、警備の強化に伴って、来月18日の正午から20日の午後2時まで、住民などを除いて島に入ることができなくなります。
これにより宿泊施設では、すでに入っている予約をキャンセルする対応を迫られるほか、土産物店や飲食店は休業を求められる見通しです。
こうした影響について、廿日市市の松本市長は12日の会見で、休業への補助などは考えていないとしたうえで、「サミットの期間中や前後に住民の皆さまにはご不便をおかけするが、サミットの開催は必ずメリットになり、長い目で見ると恩恵は必ず宮島に返ってくる」と述べて理解を求めました。
そのうえでサミットに合わせて宮島の魅力を海外に発信する方法として、「宮島の魅力を凝縮したPR動画を作成していて、海外のメディアも集まる国際メディアセンターなどで活用していきたい」と説明しました。