三原市長が「イクボス宣言」 育児休暇の取得状況改善を

男性職員の育児休暇の取得が進まない状況を改善しようと、三原市の岡田市長はみずからも率先して休暇を取得する「イクボス」を目指す宣言を行いました。

三原市役所は、来年度までに男性職員の育児休暇の取得率を10パーセントにすることを目標に掲げていますが、昨年度、実際に休暇を取得した男性は1人もいないなど、なかなか取得が進んでいないということです。
こうした状況を改善しようと、三原市の岡田吉弘市長は、11日の記者会見で「すべての三原市職員が、仕事と生活の調和を図りながら生き生きと活躍できるような職場を実現したい。私みずからも仕事を充実させつつ、生活の時間も大切にする」と述べ、「イクボス」を目指す宣言を行いました。
岡田市長は、ことし第1子が生まれたということで、今後1か月間に、少なくとも5日間の休暇の取得を目指すとしています。
岡田市長は「みずからが率先して育児のための休暇を取得することで、休暇をとるのが当たり前だという組織風土に変えていきたい」と話していました。