廃線のJR三江線 レールスクーターで走る 三次市
5年前に廃線となったJR三江線の線路を点検に使う「レールスクーター」という作業車に乗って走行する催しが三次市で開かれました。
この催しは地域おこしにつなげようと地元のグループが企画し三次市の旧JR三江線の尾関山駅近くで行われました。
参加した人たちはシートベルトが取り付けられるなど改良された「レールスクーター」に乗り込み時速およそ10キロのスピードでトンネルを含むおよそ750メートルの区間を往復しました。
線路の近くでは桜が見ごろを迎えていて参加した人たちは穏やかな春の景色も楽しんでいる様子でした。
東広島市の男子小学生は「トンネルの中が寒くて怖かったです。思った以上に速くて風が気持ちよかったです」と話していました。
企画した「みよしSL保存倶楽部」の小畠数美代表は「みなさんの笑顔がすてきでした。地元の活性化につながればと思い頑張っています」と話していました。