カープ路面電車 お披露目 真っ赤な車体にキャラクター

カープ路面電車 お披露目 真っ赤な車体にキャラクター

プロ野球の開幕を前に、街を挙げてカープを応援しようと、真っ赤な車体にキャラクターが描かれた路面電車のお披露目式が広島市で行われました。

22日、広島市中区の広島電鉄の車庫で開かれたお披露目式にはカープにドラフト1位で入団した斉藤優汰投手も出席しました。
はじめに広島電鉄の椋田昌夫社長が「電車の運行で、市民一丸となってカープを応援したい」とあいさつしました。
披露された車両はチームカラーの赤を基調にカープのキャラクターの「カープ坊や」や「スラィリー」が描かれているほか、車内のアナウンスには監督や選手の声が使われています。
この車両はクラウドファンディングで全国から集まった2700万円あまりの寄付の一部で完成したということです。
22日は、寄付をした人たちも招待され、新たな車両の中に入って、写真を撮るなどしてできばえを確かめていました。
寄付をした広島市の51歳のカープファンは、「電車を見ることで新たなファンが増えることを期待して寄付しました。ことしは優勝してほしいです」と話していました。
お披露目式に参加した斉藤優汰投手は「車両を見てカープが広島の皆さんに愛されていることを改めて感じて、自分も頑張ろうと思いました」と話していました。
この車両は1日7往復程度広島市中心部を運行するということです。