車いすバスケ選手が小学校で授業
パラスポーツの体験を通じて、挑戦することの大切さを学んでもらおうと男子車いすバスケットボールでパラリンピックに出場した選手が広島市の小学校で体験授業を行いました。
授業は日本財団パラスポーツサポートセンターが主催し、広島市の袋町小学校の4年生41人が参加しました。
講師は2000年のシドニーパラリンピック、男子車いすバスケットボールにキャプテンとして出場した根木慎志さんが務め、手本として車いすをすばやく動かしてシュートを披露すると子どもたちから拍手と歓声が上がりました。
このあと子どもたちが実際に車いすに乗ってスピードを競ったりバスケットボールの試合をしたりして、車いすで競技をする楽しさを体験しました。
参加した児童は「車いすではボールのパスが難しかったですが、友達の応援を受けてシュートを決めることができてよかったです」と話していました。
講師を務めた根木さんは「できるできないではなく、友達を応援して楽しみながらやり抜く素晴らしさを伝えられました。パラスポーツを通じた共生社会の実現に向けて今後も取り組みたい」と話していました。