ひろしまアビリンピック 障害者が接客や清掃などの技能競う
障害のある人が日頃、訓練を重ねた接客や清掃などの技能を競う「ひろしまアビリンピック」が広島市で開かれました。
「ひろしまアビリンピック」は、障害者の雇用促進につなげようと広島県などが平成15年度から開いているもので、7日は、県内の特別支援学校の生徒や、企業で働いている人など、51人が参加しました。
選手たちは、8つの種目で競技に臨み、このうち、「喫茶サービス」の種目では、模擬店舗で客からの注文の受け方や品物の提供のしかたについて丁寧さやスムーズさが審査されました。
また「ビルクリーニング」の種目では、4メートル四方のカーペットの上の紙くずを制限時間内に掃除機を使ってきれいにする技術を競っていました。
広島労働局によりますと、県内では民間企業の雇用に占める障害者の割合は、去年6月の時点で2.38パーセントと、11年連続で上昇しているということです。
障害者の雇用を支援している高齢・障害・求職者雇用支援機構広島支部の佐々木祥英支部長は、「大会を通じて、障害のある人たちの技能の高さを知って欲しいです」と話していました。