石橋林太郎衆院議員の関係政治団体 旧統一教会関連団体に支出
広島県が公表した去年の政治資金収支報告書で、衆議院比例代表中国ブロック選出の石橋林太郎衆議院議員に関係する政治団体が、旧統一教会の関連団体に年間購読料として1万円あまりを支出していたことがわかりました。
政治団体は前の年の政治資金収支報告書を国や都道府県の選挙管理委員会に提出することを義務づけられていて、広島県では11月25日に内容が公表されました。
それによりますと、衆議院比例代表中国ブロック選出の石橋林太郎衆議院議員に関係する「石橋林太郎後援会」が、去年12月に旧統一教会の関連団体である「国際勝共連合広島県本部」に1万1280円を支出していたことがわかりました。
政治資金収支報告書では支出の目的は「年間購読料」となっていました。
NHKの取材に対し、石橋議員の事務所は「購読していたのは『思想新聞』で、議員の父親の代から続けていた。国際勝共連合は旧統一教会とは別団体だと認識していたが、認識が甘かった」などとコメントしています。
石橋議員をめぐっては、ことし9月に自民党が所属する国会議員に旧統一教会との関係を書面で報告させて明らかにした際、関連団体の会合に出席してあいさつを行っていたと発表していました。