中国電力 来年4月からの値上げ申請 値上げ幅は平均31%余

中国電力は、燃料価格が高騰していることなどから、家庭向けの電気料金のうち、「規制料金」と呼ばれるプランについて、来年4月からの値上げを経済産業省に申請しました。
値上げの幅は平均で31.33%で、使用量が平均的な家庭の場合、1か月あたりの支払い額はこれまでより2399円増えるとしています。

中国電力は、家庭向けの電気料金のうち、国の認可が必要な「規制料金」と呼ばれるプランについて、来年4月からの値上げを25日、経済産業省に申請しました。
火力発電に使う燃料価格などが高騰しているためで、値上げの幅は平均で31.33%になるとしています。
規制料金の家庭向けのプランの契約数は、中国電力管内でおよそ110万件あるということです。
中国電力によりますと、今回、申請した値上げが国に認められた場合、使用量が平均的な家庭で1か月あたりの支払い額が、これまでより2399円増えて1万428円になるとしています。
中国電力が「規制料金」を値上げすれば、1980年以来、43年ぶりのことになります。
「規制料金」は、6年前の電力小売りの自由化の前から適用されていた料金プランで、燃料価格の上昇分を電気料金に転嫁する仕組みがありますが、中国電力ではことし3月に上限に達していて、上限を超えた部分は電力会社が負担していました。
申請を受けて経済産業省は審査を行い、値上げ幅が妥当かなどを判断することにしてますが、過去の例を見ると、最終的な値上げ幅は当初より圧縮されるケースも多いことから、国の判断が注目されます。
中国電力の瀧本夏彦社長は記者会見で、「今回の判断は心苦しいかぎりではあるが、ご理解をお願いしたい。経営効率化の深掘りにも取り組んでいきたい」と述べました。
一方、電力小売りの自由化に伴って開始した「自由料金」と呼ばれる家庭向けの主要プランについても来年4月から料金を見直すことになりました。各家庭が支払う料金額は
料金メニューや電気の使用量などによって異なりますが、
メニューによっては値下がりするケースもあるということです。

■一般家庭 実際の負担は■
中国電力によりますと、今回、申請した規制料金の値上げが国に認められた場合、使用量が平均的な家庭では1か月あたり2399円の値上げとなり、月額の電気料金は1万428円になるとしています。
一方、政府は電気料金の負担軽減策として、来年1月分から8月分まで家庭向けでは、1キロワットアワーあたり7円を補助することにしています。
平均的な家庭では1か月あたり1820円が補助されることになり、この分を差し引くと、580円ほどの値上げになる見込みです。