G7サミット 会場周辺などドローン飛行禁止へ条例案 広島県
来年のG7広島サミットの警備を万全にするため、広島県は会場の周辺などでドローンを飛ばすことを禁止する条例案をまとめました。
G7広島サミットは、来年の5月19日から21日までの3日間の日程で開催される予定です。
条例案では、サミットが開会する1か月前の4月19日から閉会翌日の5月22日までの間の知事が指定する期間、会場周辺などでのドローン飛行を禁止するとしています。
飛行を禁止する地域は、▽首脳会議が行われる地区およびその周囲2.5キロと、▽広島空港およびその周囲1キロのほか、▽要人の訪問先などの施設やその周囲300メートルとなっています。
また、禁止された地域でドローンを飛ばした場合は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金にするとしています。
広島県は、11月21日から県民にこの条例案について意見を募っていて、これをふまえて来年2月の定例県議会に提案する方針です。
ドローンを飛ばすことを禁止する条例は、6年前のG7伊勢志摩サミットや3年前のG20大阪サミットの際も三重県や大阪府などが制定しました。