勤労感謝の日 司法書士による無料労働相談会
勤労感謝の日の23日、職場でのハラスメントや、賃金の未払いなど職場での労働問題に司法書士が相談に応じる「労働トラブル110番」が広島市で行われました。
この相談会は、勤労感謝の日にあわせて広島司法書士会が毎年、行っていて、23日は広島市中区の会場で6人の司法書士が面談と電話で相談に応じました。
午前10時に受け付けが始まると、仕事に必要な移動や着替えの時間に賃金が支払われていないという相談が寄せられました。
これに対して相談に応じた司法書士は内容を精査した上で、司法書士が職場との支払い交渉を行えることなどを提案したということです。
相談会は午後4時まで行われ、あわせて20件の相談があったということです。
広島司法書士会によりますと、ことしに入っても新型コロナの影響などで、非正規雇用で働く人が契約を更新されない「雇い止め」や賃金の未払いに関する相談が多く寄せられているということです。
広島司法書士会の松田佐智子理事は「職場でのいじめやハラスメントでしんどい思いをしても、どこに相談していいかわからない人もいると思うので、小さなことでもまずは相談してほしい」と話していました。