子どもたちがJR芸備線に乗って歴史や文化を学ぶ 庄原

庄原市の子どもたちが地元を走るJR芸備線に乗って列車や沿線の歴史を学び、秋の景色を楽しむ催しが開かれました。

庄原青年会議所が開いたこの催しには、市内の小学生と保護者のあわせて40人余りが参加し、芸備線の備後庄原駅から東城駅まで11の駅の区間を乗りました。
ガイド役の男性から、備後庄原駅が来年で開業100年を迎えることや沿線の一帯は鉄の産地だったといった地域の歴史について説明を受け、途中の備後落合駅では、かつて駅で販売されていた人気商品でおでんがトッピングされた「おでんうどん」を味わいました。
参加した人たちは、車窓から見える鮮やかな紅葉や高さ30メートルの橋梁からの眺めを写真に収め、列車の旅を楽しんでいました。
参加した女の子は、「歴史が分かって面白かったです。紅葉がきれいでした」と話していました。
庄原青年会議所の塩本一平さんは、「地元の小学生が列車に乗ることや、歴史や文化を学ぶ場が少ないと思い、この催しを開きました。子どもたちが笑顔で喜んでくれたのでうれしいです」と話していました。