鉄道開業150年 広島駅に全国の「駅弁」が集結 16日まで
日本で鉄道が開業してから14日で150年となります。
これにあわせて広島駅では、旅のお供として親しまれてきた全国の「駅弁」を販売するイベントが始まりました。
このイベントは、駅弁を100年以上、販売してきた「広島駅弁当」が開いたもので、広島駅の北口の1階には全国各地の21種類の駅弁が並びました。
このうち石川県の加賀温泉駅などで売られている「柿の葉ずし」はさばやさけなどがのった酢飯を柿の葉でくるんだもので、爽やかな風味を感じられるのが特徴です。
また松江駅の「みそ玉牛丼」は、奥出雲のみそなどで甘辛く煮込んだ地元の牛肉を使っていて、食べ応えのある駅弁です。
会場には、午前中から多くの人たちが訪れ、地元の食材をふんだんにつかった駅弁を買い求めていました。
広島市の60代の男性は「広島にいるとなかなか買えない駅弁があってうれしいです。駅弁は旅行に欠かせず、新幹線に乗る前には駅弁と缶ビールをセットで買ってしまいます」と話していました。
広島駅弁当の夏目祐課長は「ご当地の駅弁には皆様の思い出や旅情があり、ただのお弁当だけではない価値があると思います。鉄道の食文化を感じていただきたい」と話していました。
このイベントは、16日まで行われます。