あしなが学生募金 3年ぶりに街頭活動を再開
病気や災害で親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが学生募金」の街頭での活動が広島県内では3年ぶりに再開し募金の呼びかけが行われました。
「あしなが学生募金」は、新型コロナウイルスの影響で街頭での募金活動が休止されていましたが、ことし5月から全国で順番に活動を行う「全国募金リレー」が始まり、広島県内では8日、3年ぶりに再開しました。
募金活動は県内の5か所で行われていて、このうち広島市中区の商業施設の前では、大学生8人が募金を呼びかけました。
学生たちは、募金箱や旗を持ちながら、「募金が遺児たちの進学を助けます。よろしくお願いします」などと呼びかけ、通りかかった人たちが協力していました。
「あしなが育英会」によりますと、昨年度の県内の募金額はおよそ12万円で感染拡大前の平成30年度のおよそ517万円と比べると激減しているということです。
募金活動を行った大学2年生の弘中裕貴さんは、「私は障害者家庭で育ちましたが、遺児家庭や障害者家庭の子どものそれぞれが自分で抱え込んで進学を諦めています。手を差し伸べてもらえれば私たちの希望になるので、色々な人に支援をしてほしいです」と話していました。