尾道市の百島に地域おこし協力隊が移住

尾道市の百島に地域おこし協力隊が移住

尾道市の離島の百島に、「地域おこし協力隊」の隊員として千葉県出身の男性が移住し、マリンスポーツで観光客を呼び込むなど、地域の活性化に取り組むことになりました。

「地域おこし協力隊」の隊員として尾道市沖の百島に移住したのは、千葉県出身の石山辰也さん(41)で、4日、平谷祐宏市長から任命状が手渡されました。
「地域おこし協力隊」は人口減少などに悩む自治体に一定期間、移住して、地域の活性化を担うもので、必要な経費は国が補助します。
石山さんは東京の運送会社などに勤めていましたが、幼い頃からスイミングスクールに通い、海が好きだということで、百島への移住を決めたということです。
今後は尾道市の百島支所の職員としてシーカヤックなどマリンスポーツの体験ツアーを企画するなどして観光客の呼び込みに取り組みます。
また、イノシシなどによる農作物の被害が相次いでいることから、島の人たちと協力して獣害対策にも力を入れるということです。
石山さんは「尾道は海がとてもきれいだと感じました。マリンスポーツで客を呼び込み、島の人たちが稼げる仕組みをつくりたい」と話していました。
平谷市長は「島には高齢者が多いので、若い力で活性化に一役買っていただきたい」と話していました。
石山さんの隊員としての任期は10月1日から最長で3年間です。