ニューヨークで原爆被害の実態伝える 最新デジタル技術活用 

原爆の被害の実態を最新のデジタル技術を使って伝える展示が、アメリカ・ニューヨークで行われています。

この展示はNPT=核拡散防止条約の再検討会議がニューヨークで行われているのにあわせて、東京大学のデジタルアーカイブスを専門とする研究室が最新の技術を使って被爆の記憶を伝えていこうと企画しました。
会場に設置されたスクリーンには広島や長崎の地図とともにおよそ250人の被爆者の顔写真が映し出され、誰がどこで被爆したのかをひと目で見ることができます。
さらに広島女学院高校の生徒などの協力で、一部の被爆者については証言の動画を見ることもできるようになっていて、被爆の実態を詳しく知ることができます。
会場を訪れたアメリカ人の女性は「アーカイブスを通して証言を聞くことで、当時の状況をより身近に感じました。決して過去のことだと思わないことが重要だと思う」と話していました。
企画した研究室の大井将生さんは「この展示が核兵器をなくすためのひとりひとりのアクションにつながってほしい」と話していました。