5号線「二葉山トンネル」工期延長 追加工事費用はJV負担を

広島高速5号線の「二葉山トンネル」の工期がたびたび延長されたことで生じた追加の工事費用について、広島市の市民団体は28日、工事を受注した大手ゼネコンなどで作るJV・共同企業体に負担させるよう、広島高速道路公社に申し入れました。

広島市東区で建設が進められている広島高速5号線の「二葉山トンネル」は、県と広島市が出資する広島高速道路公社が、大手ゼネコンなどで作るJV・共同企業体と掘削工事の事業費として202億円で契約を交わしていて、平成30年から工事が始まりました。
工事は今月12日が期限となっていましたが、公社によりますと、想定と異なる地質が見つかったことなどから全体の半分程度しか作業が進まず、工期は延長されて追加の工事費用が発生する見通しです。
この費用をめぐって、広島市の市民団体「二葉山トンネルを考える市民の会」は28日、東区の工事現場近くで、公社や市の担当者と面会し、費用の規模や工事の遅れの原因を明らかにし、受注した共同企業体の負担とするよう求めました。
これに対し公社の担当者は「内容を精査したうえで、後日文書で回答する」と応じていました。
面会後、市民団体の越智秀二代表は「これまでの経過を明らかにするなかで、納得のいく説明が出てくると思う。それによってどのような解決が必要になってくるかも見えてくる」と述べました。
一方、広島高速道路公社は「安心安全を第一に早期の完成を目指すとともに、地元住民には丁寧に説明していく」とコメントしています。
また共同企業体側は、和解を仲介するための審査会に調停を申請する方針を示しています。
広島高速5号線は、JR広島駅の北口から1号線の温品ジャンクションまでのおよそ4キロを結ぶ計画です。
そのルート上に建設中の「二葉山トンネル」の工事をめぐっては、共同企業体と契約を交わす際の対応に不備があったことから、3年前に事業費が当初から87億円余り増額され、完成時期も当初の令和2年度から今年度に変更されています。