被爆米兵調査の活動 森重昭さん描いた映画の完成試写会

長年にわたって原爆で亡くなったアメリカ兵の調査を続けている被爆者の森重昭さん(85)を取り上げたドキュメンタリー映画が完成し、試写会が広島市で行われました。

広島市の原爆資料館で行われた試写会には、森さんやほかの被爆者らおよそ100人が出席しました。
森さんは長年にわたって広島で被爆したアメリカ兵の調査や、その遺品を遺族に返す活動に取り組んでいるほか、6年前にアメリカのオバマ元大統領が広島を訪問した際には直接、ことばを交わしました。
映画では森さんの取り組みをインタビューを交えながら紹介しています。
また、ほかの被爆者の証言や、原爆投下後の広島で救護にあたった外国人神父たちのエピソードも取り上げられ、被爆後の広島に尽くした人たちの姿が描かれています。
森さんは「被爆死したアメリカ兵の遺族に被爆の事実を伝えたいという思いで活動を続けていた。それをオバマ元大統領に認めてもらえたのは本当にうれしいことだった」と話していました。
松本和巳監督は「世界が不安定な状況にある今だからこそ被爆者の声を映像で残していく必要がある。若い世代に戦争がもたらすものについて感じてもらいたい」と話していました。
映画は8月5日から東京などで公開される予定です。