相次ぐ川の事故 防ぐためにどうすれば 専門家に聞く

14件。
これは、ことしに入ってこれまでに警察が確認した県内の水難事故の件数です。
去年の2倍近くに上っています。
そして、このうちの半数が、川で起きているんです。
これから夏に向けて、川でのレジャーが増えます。
事故を防ぐために、どうすればいいのでしょうか。
専門家に取材しました。

【各地で水難続く】
広島市安佐北区のキャンプ場近くの太田川です。
おととい(19日)、家族とキャンプで訪れていた男子中学生が意識不明の重体になっています。
流されたサンダルをとろうとして溺れたとみられています。
実は、ここでは、2年前にも水難事故が起きていました。
バーベキューのため訪れていた2人が、溺れて死亡。

【昇記者立ちリポ】
「こうした看板を設置し、広島市は注意を呼びかけていますが、水難事故が相次いでいます」。

先月(5月)は広島市安佐北区の太田川で友人と遊んでいた男子高校生が流されて死亡。
その3日前には、三次市の馬洗川で女子中学生が溺れて死亡しています。

【水難事故防止のポイントは】
どうやったら川での水難事故を防げるのか。
専門家は2つのポイントをあげます。
(1.川に入る時はひざ下まで!)
一般社団法人「水難学会」の斎藤秀俊会長は、「(川の)流れがあると腰から上までの水深は簡単に流されてしまう。常に膝下の水深のところで遊んで、もし、ちょっと深みに入ってしまったら少し戻って、膝下のところで遊んでもらうように」と話していました。

(2.「背浮き」が大切!)
そして溺れそうになったときには、ある体勢をとることが大切だといいます。
斎藤会長は、「力を抜いて、背浮きの姿勢になります。背中を下にして、水の上に寝るような状態。そうすると呼吸ができる救助を待ってください。お子さんがプールとかで泳ぎ慣れる、あるいは背浮きができるようになる。そういった頃を見計らって、できれば膝下くらいの水深のところで遊ぶという形で水遊びを楽しんでいただければよろしいと思います」と話していました。