核兵器禁止条約 締約国会議の現地で活動 若者たちが出発式

今月、オーストリアの首都ウィーンで開かれる核兵器禁止条約の初めての締約国会議に合わせて、現地で核廃絶を訴える活動を行う若者たちの出発式が開かれ、若者たちが「被爆者の声を若い世代が受け継ぎ、世界に伝えたい」などと決意を示しました。

出発式は、東京都内の会場と広島や長崎などをオンラインで結んで開かれ、今月21日から始まる核兵器禁止条約の締約国会議に合わせて、オーストリアを訪れる大学生や大学院生など14人の若者が出席しました。
式では、広島出身の大学生、高橋悠太さんが「被爆者の声を受け継ぐのは私たち若い世代だ。今回の会議でも多くの若者が渡航するので、被爆者の声を世界に伝えられるようにしたい」と決意を述べました。
また、環境問題にも取り組んでいる広島出身の大学生、奥野華子さんは「核兵器を使用することで『核の冬』と呼ばれる世界的な気温低下が起こることが懸念され、核実験や核兵器を製造する過程でも環境に悪影響が出る。つながりがないように見える環境と平和という観点からも核廃絶の必要性を訴えていきたい」と述べました。
若者たちは、現地でNGOなどが開くイベントで被爆者の声を伝え、核廃絶を訴えるスピーチを行うほか、締約国会議の会場などで各国の代表に被爆者の声を伝える活動などを行うことにしています。