世羅町でハッチョウトンボ飛ぶ

世羅町の自然観察園にある湿地帯では、日本で最も小さいとされる希少なトンボ、ハッチョウトンボが飛び交っています。

ハッチョウトンボは、体長およそ2センチほどの日本で最も小さいトンボとして知られ、成熟したオスは鮮やかな赤色、メスは茶色と白のしま模様が特徴です。
世羅町黒渕にあるせら夢公園の自然観察園では、田んぼを利用しておよそ3ヘクタールの湿地を人工的に造り世羅台地に生息する昆虫や植物の保全活動に取り組んでいます。
毎年、この時期は「ハッチョウトンボ」が飛び交い、21日も草の上を飛び交ったり羽を休ませたりして湿地帯に彩りを添えていました。
ことしは例年より10日ほど早い5月上旬に羽化したトンボが確認されたということです。
公園によりますと、世羅台地では道路などの開発で「ハッチョウトンボ」が生息する湿地が減少していて、広島県では絶滅の恐れがある「絶滅危惧2類」に指定されているということです。
せら夢公園の延安勇さんは「世羅では湿地が少なくなり観察できるところも少なくなっている。これからもハッチョウトンボが生息する環境を守っていきたい」と話していました。
この公園のハッチョウトンボは、来月上旬ごろまで見られそうだということです。