現在日本に20万人以上いると見られる在留資格がない外国人、その子ども達が日本の在留許可を求める動きが相次いでいる。彼らの多くは10代後半。80年代後半から日本に大量流入してきた外国人労働者が、ごく幼い時期に呼び寄せた子ども達だ。彼らは母国を知らず、日本で普通に公立学校に通い、言葉も習慣も友人も全て日本人と同じ様に育ち、社会に出る年齢に達した。しかし、今、在留資格がないために、大学進学を断念したり、正式な就職ができなかったり、将来の展望を描けずにいる。子ども達にとって在留は切実な願いだが、入国管理局の行う在留許可の審査は裁量が大きく、出頭し認められなければ強制送還される。海外では、同様のケースの子ども達に対して明確なルールを作り、在留を認める国も多く、日本でもガイドライン作りの議論が始まっている。番組では、大きな岐路に立つ子ども達を取材、将来が見えず苦しむ彼らをどうすべきか?考える。
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