WTO・世界貿易機構加盟から3年、「世界の工場」から「世界の市場」へと急速に変貌を遂げている一方で、反日デモが相次ぎこれからの関係が懸念されている中国。世界各国の企業が進出成功の鍵を探る中で、今注目を集めているのが日本のコンビニの動きである。去年12月の小売市場全面開放に先立って、4月に進出したセブンイレブンは、日本で成功させたモデルをそのまま中国に持ち込むことで、成功の道を探ってきた。一方、”現地のやり方に徹底的に合わせていかなくては、中国での成功はない”と考えているのが、上海に進出したローソンである。中国人スタッフへのノウハウの伝授が終り次第、日本人を引き上げ、ほぼ完全に現地化する方針である。「中国を制するものが世界を制す」 ― 番組では、様々な壁に直面する日本企業の苦闘を通して、中国進出のあり方を探っていく。
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