日本経済の回復を支えているのが輸出、中でも中国向け輸出だ。世界の工場と言われた中国は、所得の高まりから内需も急速に拡大している。鉄や化学製品から電子部品に至るまで日本製の高品質部品・部材への需要が大きく伸び、中国特需とも言える現象が起きている。
ある大手部品メーカーは日本でしか作れない部品の生産に特化し、業績を急回復させた。中小企業も、ネットで中国地場企業からの受注を目指したり、日本向けの低廉な服飾品は中国で生産し、高級日本製は中国へ輸出するなど様々な取り組みを始めている。
中国特需がもたらした景気回復と今後の見通しを伝える。
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