中国・胡錦涛国家主席が「硝煙のない戦争」と呼んだ新型肺炎の制圧への取り組み。北京が感染地域リストから除外された今、中国当局が未曾有の危機にどう対処したのかの実態が明らかになり始めた。
感染者が急速に広がる中、北京では各区ごとに公安新型肺炎対策チームが発足、感染の疑いのある人を速やかに発見し、病院への搬送や周囲の隔離作業を進めてきた。撮影された映像には、病気の不安におびえる市民に指示を出す対策チームの様子が、克明に記録されている。一方で、閉鎖された病院の取材からは、医師たちが新型肺炎に対しいかに無力だったかが分かってきた。
その他、緊急に建設された新型肺炎専門病院での手探りの治療・感染防止対策の記録なども交え、北京での知られざる3ヶ月の記録を伝える。
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