急成長によって莫大な資金を手にした中国企業や中国資本の日本進出が静かに始まってる。
中国側が狙うのは、高い技術力を持ちながら資金ぐりに苦しむ日本の中小企業。高いブランドイメージや優れた管理ノウハウもさらなる成長を狙うには重要だと中国企業は捉えている。
そうした中で東京に、両者のM&Aを仲介する業者が登場。現在、5つの案件を進めているという。上海で活況を呈している「対日投資・買収セミナー」、藤沢の電機部品メーカーと12月に資本提携を結んだ中国の工業用電機機器メーカー、東京の食品会社の買収や外食産業などとの資本提携を狙う北京の食品会社の動きを追いながら、日本進出を虎視眈々と狙う中国企業の戦略と、中国資本の導入を「企業再生の手段」として活用し生き残りをはかろうとする日本企業の模索を描く。
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