小倉祇園太鼓の歴史紹介 北九州市小倉城庭園で企画展

北九州市の夏の風物詩、「小倉祇園太鼓」の歴史を伝える企画展が小倉城庭園の展示室で開かれています。
この展示は400年以上前に無病息災などを願って始まったとされる小倉祇園太鼓の歴史を知ってもらおうと企画され祭りの衣装やパネルなどおよそ25点が紹介されています。
このうち、江戸時代の祭りの様子を再現した模型では、大きなやぐらの上で三味線などに合わせて着物を着た人々が踊っていて、太鼓が中心の祭りではなかったという当時の様子が表現されています。
また、明治時代に使われていたという衣装も展示されていて当時ははんてんや陣羽織などを着て祭りに参加していたことが分かります。
小倉城庭園の中川康文館長は「祭りが長い歴史の間で変遷していることを知ってほしいと思い展示しています。大人から子どもまで、国内外の人に見てほしいです」と話しています。
小倉祇園太鼓は、19日から3日間「本祭り」が行われる予定で、この企画展は祭りのあとも9月1日まで開かれます。