船の係留中にロープ絡まり作業員が足を切断 北九州市若松区沖

16日、北九州市若松区の沖合で、引き船と工事用の台船を係留する作業中に58歳の作業員の足にロープが絡まり、足を切断する事故がありました。
作業員は病院で治療を受けていますが、搬送時、意識はあったということで海上保安部が事故の原因などを調べています。
16日午前7時すぎ、北九州市若松区響新港の沖合で、「引き船と台船の係留作業をしていた乗組員の足がロープに絡まり、右足のひざ下を切断した」と工事関係者から若松海上保安部に通報がありました。
海上保安部によりますと、けがをしたのは引き船「五十猛」の58歳の男性作業員で現在、病院で治療を受けています。
消防によりますと搬送時、意識はあったということです。
現場の海域では洋上風力発電施設の建設工事が行われていて、海上保安部によりますと、工事用の台船を引くため、作業員が引き船から台船に乗り移りロープを結ぶ作業をしていたところ事故が起きたということです。
海上保安部では関係者から話を聞くなどして事故の原因などを詳しく調べています。