小倉南警察署 特殊詐欺被害者の個人情報含むSDカード紛失

福岡県警察本部は特殊詐欺事件を捜査していた小倉南警察署の刑事第二課で被害者の個人情報を含むおよそ100枚の画像が記録されたSDカードを紛失したと明らかにし、個人情報流出の可能性を否定できないとして関係者に謝罪しました。
県警察本部によりますと4日午前、小倉南警察署の特殊詐欺事件などを担当する刑事第二課で備品の定期点検をした際、捜査用のデジタルカメラのSDカード1枚がないことがわかりました。
このカードには4つの特殊詐欺事件に関係する▽被害者と犯人とのSNS上でのやりとりや▽電話の発着信記録など、被害者のスマートフォンやパソコンの画面を撮影した画像がおよそ100枚記録され、被害者の氏名や電話番号などの個人情報が含まれていたということです。
最後に持ち出された記録が残っているのは7月1日の夕方で、規則では返却時に使用者がチェックシートに記入した上で課長や係長の確認を受けることになっていましたが、手順が守られていなかったということです。
現時点で外部への流出や悪用は確認されていないということですが、警察は個人情報流出の可能性が否定できないとして関係者に謝罪しました。
警察は引き続きカードを捜すとともに、紛失の経緯やふだんの管理の状況について調べています。
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