県内唯一の4年制音楽大学の新設構想 早くて2026年に開設

県内で唯一となる4年制の音楽大学を新設する構想が発表されました。
早ければ2026年に開設される見通しです。
これは2日、▼太宰府市の福岡女子短期大学、▼福岡市早良区の福岡国際医療福祉大学、▼大川市にキャンパスがある国際医療福祉大学の3つの大学の学長や運営する法人の理事長が記者会見を開いて発表しました。
構想では、県内に4年制の音楽大学が必要だとして、仮称「福岡国際音楽大学」を新設するためことし10月末に文部科学省に大学新設を申請するとしています。
設立検討メンバーには国内外で活躍する指揮者の大友直人さんなどが名を連ねていて、来年から生徒の募集を停止する福岡女子短大・音楽科の施設を活用することにします。
早ければ2026年4月に開設され、入学定員は70人を予定しています。
新設の背景には▼福岡女子短大・音楽科の学生募集停止で県内から音楽人材が流出してしまうおそれがあることや▼県内の音楽界などから4年制の音楽大学を新設してほしいという声が多くあったことなどがあるということです。
福岡女子短大を運営する学校法人九州学園の吉戒孝理事長は「このキャンパスで音楽教育が継続されるということは願ってもないことだ。まったく新しい音楽大学の誕生に向けて取り組んでいきたい」と話していました。